黒柳徹子さんの人生を描いたテレビドラマ『トットてれび』
たまたたテレビをつけたときに放送されていて、少しだけ見るつもりが、ぐいぐい引き込まれてしまって、気が付けば終わりまでしっかり見ていました。
心がじわーっとあたたかくなり、なんだか勇気づけられる内容です。満島ひかりさんの透明感のある演技も素晴らしいと思いました☆
これをきっかけに読み始めたのが『窓ぎわのトットちゃん』
黒柳徹子さんが通われていた小学校、トモエ学園の伸び伸びとしたユニークな教育や、子供の世界で起こる日々の出来事が生き生きと描かれた本です。
トモエ学園の小林先生の教育方針は、
「どんな子も、生まれたときには、いい性質を持っている。それが大きくなる間に、いろいろな、まわりの環境とか、大人たちの影響で、スポイルされてしまう。だから、早く、この『いい性質』を見つけて、それをのばしていき、個性のある人間にしていこう」
というものだったそうです。
個を大切にしながらも、子供たちが楽しんで取り組める教育スタイルには、「こんなやり方をどうやって思いつかれたのだろう?!」と、その素晴らしい発想にはただただ感激しました。
本当に子供たちのことを思っていた先生なのだということが、本書のあらゆるエピソードから伝わってきます。
こんな学校だったら毎日が楽しみで仕方ないだろうなと、子供の頃の心境を思い出しながら、ワクワクとした気持ちで夢中になって読みました(´艸`*)♪
まだ私が小さなころ、80年代にベストセラーとなった本ですが、今の私が読んでも心に響く内容で、読んでみて本当によかったです。
いわさきちひろさんの挿絵も素敵でした☆
優しいタッチで描かれた天使のような子供たちに心が和みます。トモエ学園の天真爛漫な子供たちのイメージにもぴったりでした☆
この先の梅雨のシーズンは、室内でゆっくりと読書を楽しまれる機会も増えてくることと思います。
『窓ぎわのトットちゃん』おすすめです☆
森本のり子
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