以前にとある席で、ある有名な先生が、今後のことを私にアドバイスしてくれたことがあります。
でも、私には全然しっくりこない内容でした。
正直なところ、聞いていてちょっと嫌な気持ちにさえなりました…。
とても評判のよい先生らしいので、
たまたま私との相性がよくなかったのかな?とも考えたのですが、
原因はそれだけではないことをとても強く感じました。
なぜなら、その先生は「あなたは○○だからダメなんです」という
伝え方を誰に対しても採用していたから。
つまり、今なにかしらうまくいっていなくて悩んでいることが前提になっていて(勝手に!)
その現実を引き起こした原因は、あなたの○○なところです、という話。
とりたてて悩みらしい悩みもなかった私にとっては違和感だらけの話でした^^;
きっとこの先生のお客さまは、自分に自信のない方ばかりなのだろうなと思いました。
すごーく自信のない人だったら、
「うまくいかないのは、やっぱり私が○○だからなんですね」と、
ありがたくその言葉を受け入れてしまうのだろうなと…。
そしてさらに「ダメな自分」というセルフイメージが強化されていき、
ますます自信を失っていく…、そんなスパイラルに飲み込まれてしまっては悩みが増幅するだけです。
なぜこんな話を書いたかというと、これって結構よくある話だよなと思ったからです。
コンサルタントやカウンセラーなどの専門家に限らず、
たとえば、上司や同僚、友人、親、などからアドバイスをもらうことってあると思いますが、
それを受け入れるかどうかは、自分が決めていいということです。
(部分的に受け入れる、という選択もあります)
なにもかも100%受け入れていては、自分を見失います。
特に注意したいのは、自分にとっての影響力の強い相手によってもたらされる言葉です。
「○○さんが言っているのだから絶対に正しい」などと思考停止状態で鵜呑みにしないように。
どうもしっくりこないと感じたことは、とりあえず保留にしておいてもいいんです。
しばらくしてから冷静に考えてみた結果、やっぱり今の自分に必要だと思えれば、
そのときに初めて採用すればいいし、改めて必要ないと思えばパッと手放してしまいます。
決めるのはあくまで自分というスタンスで、
いただいたアドバイスとは上手に付き合いたいですね^^
最後にオマケ。
「あなたのタメを思って言うけれど」なんて言葉がご丁寧に添えられている場合。
これは単にその人自身に都合がいいから言っているだけ、という場合がひじょーに多いです^^;
こういう時は「ありがとうございます」と爽やかに言って、さらりと聞き流しちゃいましょう☆
千葉のり子
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