先日、女医さんのお客さまがお越しくださり、お仕事で着られるスクラブ(白衣の下に着る医療用ユニフォーム)の選び方について、話題になりましたので、こちらでもご紹介させていただきます☆
スクラブの画像はクラシコHPより http://www.clasic.jp/ こちらは女医さんに人気のブランドだそうですよ♪
ちなみに、全3日間のビジュアルブランディングの最終日には、同行ショッピングを実施しています。
お客さまの感性や価値観、バックグラウンド、お持ちのアイテムなどについてもしっかり把握しておくことで、ショッピングの際に、よりご満足いただけるご提案ができるため、初日はホテルのラウンジでお茶をしながらゆっくりとお話を伺う時間にしています☆とっても楽しい時間です(´艸`*)
もしかしたらメールで事前アンケートをお願いするようなやり方でも済むのかもしれませんが、私の場合、実際にお会いすることで、言葉以外の情報もたくさん感じ取ることができるようです。そのため、リラックスできる空間で落ち着いてお会いするのがいちばんよいと思い、このような形式にしております☆
今回は、ラウンジでお話を伺っている際に、スクラブの選び方を教えてほしいというリクエストをいただきました。
医療用ユニフォームなので、ファッション性よりも実用性が大事なことはいうまでもありませんが、それでも、せっかくならご自分の体形に合ったものを選ばれたいですよね(´艸`*)♡
なにせ毎日のことですから!
さっそくお調べしたところ、なかなか種類が豊富で興味深かったです♪ユニフォーム専門のメーカーだけでなく、下着メーカーやスポーツ用品メーカーなども参入しているのですね。似たようなスクラブでも、体形の特徴に合ったシルエット(素材感と形によって決まる)を選ぶことで、ぐんと洗練された印象になります☆
簡単ではありますが、骨格タイプごとのスクラブを選ぶ際のポイントをご紹介いたします☆
●ストレートタイプにお似合いのスクラブ
適度な厚みとハリがあり、ストンとした”落ち感”のある素材感を選ぶのがポイントです。肉感を拾い過ぎることなく、メリハリのある身体のラインになめらかに追従してくれるので、着たときのシルエットがとても美しくなります。(”落ち感”があることこそが、ストレートタイプにとって肝心かなめのポイントです☆)
ポリエステル100%の製品が多く見られますが、見た目は、できればシルクのような高級感があるものがベストです。お値段は上がりますが、上質な綿とポリエステルの混紡繊維などがおすすめです。
避けた方がよいのは、薄手でストレッチがよく効いたニット地や、薄手で見るからに化繊を思わせる光沢があるもの。前者は豊かな肉感を拾い過ぎてむっちりとした印象に、後者はハリと弾力のある肌の質感に対して、服地の質感が馴染まず品のない印象になりがちです。
形については、適度にウエストが絞ってあり、バストの形に合わせて立体裁断されたデザインのものがおすすめ。
男女兼用のデザインとしてつくられたものだと、身幅がかなり大きく、ウエストの絞りもないため、ゆったりしたサイズ感がだらしない印象になりがちです。さらにストレートタイプの中でも、胸元にかなり厚みのある骨格をお持ちの方の場合、布地が身体から大きく離れて膨らんでしまい、着太りして見えやすいので特に要注意です。(たとえるなら妊婦さんのようなシルエットになります。)
ゆる過ぎず、きつ過ぎずの、ちょうどよいサイズ感(ジャストフィット)を選ぶのがポイントです。
●ウェーブタイプにお似合いのスクラブ
軽くてやわらかい薄手の素材を選ぶことで、曲線的な身体のラインを美しく引き立てるのがコツです。身体にぴったりとフィットする、伸縮性に富んだジャージー素材(ニット素材も含む)を着ると、華奢な身体が貧相に見えることなく、フェミニンな印象になります。
一方、しっかりとしたハリのある素材感は、着れらたような印象になりがちなので、避けること。
形については、できるだけ細身につくられているものがおすすめ。またスクラブの着丈は普通の洋服に比べるとかなり長めにできているため(ウェーブタイプは着丈の長いトップスが苦手)、ウエストの絞り位置がなるべく高めのものを選ぶと、ウェーブタイプの特徴である下重心がカバーされ、スタイルがよく見えます。
ストレートタイプと同様、男女兼用のデザインとしてつくられたものだと、身幅がかなり大きく、ウエストの絞りもないため、着られたような印象になり華奢な身体が貧相に見えがち。
ウェーブタイプはタイトなフィット感がスタイルアップのコツなので、女性用にデザインされたスクラブを選ぶ際にも、あえて普段のサイズよりも小さいものを選んだ方がきれいに着こなせる場合もあるので、着比べてみるのがおすすめです。(ウェーブタイプは伸縮性に富んだ素材が似合うので小さなサイズでも案外いけるのです♪)
またスクラブパンツについては、ウエスト部分がゴムや紐タイプのものが多く、どうしても腰回りやヒップ回りがだぶだぶと余ってしまい、貧相に見えがちです。ウェーブタイプは、ヒップの上側(高い位置)の肉付きが薄いため、腰回りやヒップ回りにぴったりとフィットするパンツを選んだ方がきれいに着こなせます。ちなみにお客さまは(ウェーブタイプの女医さん)、ユニクロのチノパンを活用されているそうで、とてもよいアイディアだと思いました☆
●ナチュラルタイプにお似合いのスクラブ
素材感については、素朴な感じのするもの、カジュアル感のあるものを選ぶのがポイントです。スクラブはポリエステル100%のものが多く見られますが、天然繊維も含んだ、ポリエステル混の綿や、ポリエステル混の麻などがおすすめです。
一方、光沢感のある素材は、ナチュラルタイプの特徴である、肉感を感じさせない硬質な印象の肌には不似合いなので、避けること。服地と肌の質感を合わせた方がおしゃれな印象になります。
形については、ゆったりとした大きめのつくりのものが似合います。ウエストの絞りのない、つくりこまないデザインの方が似合うので、男女兼用のデザインとしてつくられたものがおすすめです。実際に着てみると、ナチュラルタイプの特徴である大きく存在感のある関節や、骨格によるしっかりした身体のフレームによって、服地にシャープな輪郭が与えられ、美しいシルエットを描くことを実感していただけます☆
一方、女性向けにデザインされたもの(立体裁断されたもの、強くウエストを絞ってあるもの、細身のものなど)は、しっかりした骨格の存在感が際立ち、たくましい印象になりがちです。
直線的なつくりこまないデザインで、大きめのつくりのもの(身幅が広く着丈が長い)をゆったり着こなすのがポイントです。
以上、骨格タイプごとのスクラブを選ぶ際のポイントのご紹介でした。
ご参考になればうれしいです☆
森本のり子
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