こんにちは。早いものでもう9月になりましたね~。
なんだか今年は時間の流れがとても早く感じます。新型コロナの影響で自宅で過ごす時間が増えたことも影響しているのかもしれませんね。
久々にファッションの話題をと思いまして、この夏、お気に入りだった服をご紹介いたします。
一着目はこちらのワンピースです☆
スマホを買い替えたばかりで、まだカメラがうまく使いこなせずにおり、あまり綺麗に撮影できなかったのですが、イタリア製のコットンを使ってお仕立てしていただいたワンピースです。イエローとネイビー(濃紺)のコントラストが効いた大きな花柄模様は、真夏の太陽にぴったりで、着るだけで明るく楽しい気持ちになりました。今シーズンいちばん出番の多かった一着です☆
色柄だけでなく、着用したときの立体的なラインも可愛く気に入っておりました。私自身は体形的にあまりボリューミーなワンピースは得意としないのですが、こちらはタックが脇下のサイドに入っているため、上半身にはボリュームが出ることなく、胸下から裾に向かって大きく広がる形で、その広がりも横方向ではなく主に前後方向に広がる立体的なラインなので、すっきり見えるところもよかったです。
こちらとは別にリバティのタナローンのワンピースもよく着ていたのですが(写真がうまく撮れず小さいのですがこちら↓)
座りジワができやすいことが気になり(薄地で涼しく軽い着心地なのはよかったです)、それに比べるとこちらのたてピケの生地は、ほどよく厚みがあるので座りジワができることなく普段着としてとても重宝しました。
ワンピースをお仕立てするなら、シワになりにくい生地を選んだ方がよいのだな~と改めて思いました。リバティのタナローンは色柄が可愛く心惹かれてしまうものが多いですが、ブラウスにした方がよさそうです☆
もう一着はこちらのブラウスです。
ネットで見つけたヴィンテージのイヴサンローラン(現サンローラン)の生地でお仕立てしていただきました。こちらの生地は超お買い得価格でラッキーでした☆
本来はもっと大きな花柄の方が好みなのですが、個性的な色使いのレトロな花柄が可愛く気に入っております。ボトムは淡いカラーを合わせた方が柄の魅力が引き立つように感じたので、水色やホワイトのデニムを合わせて着ました。
先ほどのワンピースもそうなのですが、何度お洗濯しても状態が変わることなくしっかりしており、上質な綿はいいものだな~と改めて思いました。
最近は廃業されるお仕立屋さんが多いご様子で、お店の在庫として余っている生地が破格のお値段で売られていたりもします。実際に都内のオートクチュールサロンにお伺いし、ヨーロッパの高級生地をお安く購入させていただいたのですが、本来なら手が届かないような貴重な生地との出会いにとても感激しました。
コーヒーとチョコレートをいただきながら、オーナーの奥さまからいろいろなお話をお聞きしました。その中で、大切に保管されているウェディングドレスに使われたレース生地の余り布を見せていただいたのですが、なんと生地代だけで着分100万円したとのこと。生涯縁のない世界ですが(笑)、上質なレース生地の芸術品のような美しさは素晴らしく、大変よい目の保養になりました。お得意様の一人として往年の女優さんの名前が挙がるなど、まるで別世界にお邪魔してしまったような気持ちにもなりましたが、楽しく刺激的な時間となりました☆
この先10年後、20年後には、上質な生地を日本国内で入手することは難しくなってしまうのかな~ということを感じています。お仕立屋さんも少なくなっているようですが、ご家庭で洋裁をされる人自体も少なくなっているのでしょう。昔に比べると生地屋さんは随分少なくなりました。今のうちによい生地は買い集めておこうと思います。(もちろん超セレブな高級生地ではなく、普段使いできるような生地ですよ~。)イタリア、スイス、オーストリアの生地は、上質なものが多いですし、色使いもセンスがよく素敵なものが多いように思います。国産の生地なら、個人的に昭和レトロを思わせるカラフルな花柄が好きなので、ヴィンテージものを集めておこうと思います。
生地選びから始まるお仕立ての服には、既製服にはない魅力があります☆
多くの方に気軽にご利用いただけるオーダーサロンをつくれたらいいな~と思いました。これまでのお客さまにもきっと喜んでいただけることと思います。
今は子育て中心の毎日ですが、人生100年時代、まだまだこれから新しいことにも取り組んでいきたいです☆
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